ヘルペスを治療しましょう
2018.05.09 この記事は約346秒で読めます。

性病感染トリコモナスについての治療法

性感染症であるトリコモナス症ですが、寄生虫の一種であるトリコモナス原虫が体内に入りこむことによって発症します。
性感染症であり、性行為によってパートナーに感染することになるのですが、多くはコンドームの使用をしない性行為によって感染しています。
女性の場合は膣トリコモナス、男性の場合はトリコモナス症と呼びます。

女性の場合は膣炎や子宮頚管、尿道への感染、男性の場合は尿道に感染して発症するものですが、潜伏期間は約1か月と言われています。
症状の出方は様々で、長い間症状がでないままに経過する場合もあり、女性の場合20~50パーセントは無症状と言われています。
放置しておくと知らぬ間に卵管にまで炎症が及ぶ結果になることもあるのです。

感染の有無は症状と検査結果で診断します。
検査方法としては顕微鏡検査でトリコモナス原虫の確認、培養、遺伝子検査などがありますが、遺伝子検査を行えば診断は確定されます。
症状としては膣炎がおこるとおりものが悪臭がしたり、泡状のおりものになります。
白く濁ったり黄緑色のおりものになることもあります。

治療法としてはフラジールがトリコモナス症の治療の第一選択肢になります。
フラジールは5-ニトロイソミダゾール系抗原虫薬で、女性の場合膣錠や軟膏を使用することもあります。
作用としては細菌や原虫のDNAを切断することで対象菌などを死滅させます。

通常成人はメトロニダゾールを一回250mgを一日2回、10日間服用するのですが、自己判断で服用をやめることは厳禁です。
薬剤の効果が不十分であると臓器に原虫が潜伏している場合、再発の危険性があります。
またフラジールはアルコールの代謝に関係する酵素を阻害する作用があり、ひどい悪酔いをする危険性があるので服用中の飲酒はさける必要があります。
また妊婦に対しては催奇形の危険性があるので控えるのが一般的です。
その他肝機能障害のある人は血中濃度が高くなるので注意しましょう。

治療はトリコモナス原虫の消失をもって完了することになりますが、女性の場合は念のため次の生理が終了後にもう一度検査を行います。

トリコモナスが再発してしまう原因について

治療を受けても体内でトリコモナス原虫が完全に死滅していなければ、結局は再発することになります。
治療が不十分、また患者側が医師の治療ガイドラインに十分従わないと、原虫を体内に残してしまうこともあります。

性病の治療はパートナーと一緒に受ける場合が多いです。
一方だけ受けるとパートナーとの性行為から再感染することもあります。
特にトリコモナスに効果を示すフラジールはパートナーと一緒に使用することが大切です。
そうでないと相互に感染させ合う元になります。
男性はトリコモナスに感染した症状が顕著に出にくく、検査しても陰性と出ることがあります。
そのため、同時に治療を受ける大切さを伝えましょう。

また、再発を繰り返す場合にはほかの原因を探すことも大事です。
フラジールはトリコモナス原虫に対して、耐性がつきにくいと言われている薬ですが、一方で、最近の症例によると実際に膣錠と内服薬を使用しても耐性が否定できない場合があり、再発に対する研究は欧米諸国でも進んでいます。

臓器に原虫が潜伏していた場合もあります。
トリコモナスは性器に感染しますが症状が進行すると他の臓器にも感染します。
そうなると子宮、卵管に原虫が入り込むこともあるのです。
有効な治療法としてフラジールを患部に使用した場合でも臓器に潜んでいた原虫が再び出現すると再発するのです。

膣錠だけの治療法だと再発率が高まるというデータもあります。
これは臓器にいる原虫を駆除し切れないためです。フラジールの内服を併用すると再発率が減少します。
妊婦さんの場合、フラジールの内服による危険性を避けなければいけないことがあります。
この場合には膣錠でしばらく様子を見る場合もあります。